院長のあいさつ

いつでも、どこでも、誰でも安心して、
必要で十分な医療や介護が受けられる社会をめざして

医療法人 十勝勤労者医療協会 
十勝勤医協柳町医院 院長
浅沼 建樹

 当院は今年で開院18年目を迎えることができました。私は、2代目院長(深町知博)に替わり、今年4月より、当院に勤務しております。当院は、開院以来、一般内科および労災職業病(主に振動障害)を中心に診療を行なってまいりました。また、隣接地では、1996年より、老人デイケアを始め、2004年からは、通所介護施設(現「デイサービスすずらん」)として継続しております。現在、平日の午前診療がメインですが、医療機器(CT,超音波検査など)を一定装備し、検査技師を含め、スタッフも比較的充実しており、内科を中心に、日々幅広い慢性疾患の診療にあたっております。日本人の3大死因(癌・虚血性心疾患・脳卒中)の予防、すなわち、胃カメラ、大腸がん検査(便潜血)、胸部レントゲン検査などを定期的におすすめし、癌の早期発見に努め、また、動脈硬化をすすめる危険因子(高血圧、喫煙、糖尿病、脂質異常症、メタボリック症候群、慢性腎臓病など)の管理や指導、特に、視覚的に説得力のある、頚動脈エコーを積極的に行ない、禁煙につながるケースも増えてきています(今後、禁煙外来も予定しています)。また、近年では、特に健診活動に力を入れ、さらに、午後の時間を利用して、月に1回、近くのスーパーでの無料健康相談や、不定期ですが、各地域や診療所での健康相談会、そして今年からは、2ヶ月に一度、ふまねっと+健康相談会、3ヶ月に1回、健診お返し説明会など、疾病予防や健康増進に力を入れております。また、この地域では、あまり行なわれていない往診診療も行なっています。

 政権が変わっても、いっこうに暮らしぶりは良くならず、医療、介護の分野でも、いわゆる「マニュフェスト」は実行されず、今後、ますます、「自己責任」の名のもとに、医療、介護分野の政策が押しすすめられる可能性が高いという点では、過去の自民党の政策とほとんど変わっていないように思います。(変わることを国民に期待させたという点では、より罪深いのではないでしょうか?)そんな中で、より一層、現場(地域)からの声や実態を明らかにして、地元から、医療、介護を良くしていく動きが必要になってきていると実感しています。幸いなことに、私たち民医連に加盟している全国の医療機関、介護施設では、友の会の会員さん(主に地元の方で、私たち民医連の医療、介護活動に共感をして、いろんな形で協力関係にあるパートナー)という心強い方たちが周りにいらっしゃいます。ここ音更町にも約3000人もの方々が友の会に入会してくれていて、影に日なたに、私たちの様々な活動に手助けをしてくれています。ここ音更町は、道内でも、今後、人口減が非常に少ない地域と言われているようです。これから、高齢化社会がどんどん進んでいく中で、お年寄りに、そして、社会の中で弱い立場にある方たちにも、優しい、住みやすい地域になれるよう、規模は小さい診療所ですが、多くの友の会の方たちの力も借りながら、そして、地域の様々な機関、地域住民の方たちと連携を取りながら、少しでも、お役に立ちたいと思っております。職員一同、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

2014年4月
十勝勤医協柳町医院院長
浅沼 建樹